らぁ麺屋 飯田商店@神奈川県足柄下郡湯河原町
イベントを絡めての湯河原→熱海遠征。ラーメン食べ歩きの大先輩にして、「日本ラーメン史編纂委員会」の学芸員でもある「麺やまらぁ」の相談役・山さんが2月に秋田に来て飲んだ際に、自分が飯田商店でらぁ麺を食べた時の感動を伝えると、「3月に毎年恒例の飯田商店の周年イベント・飯田祭があるから来ちゃいなよ!」となり、モチのロンで参加を即決♪
今回は宮城県の古川駅から始発の新幹線に乗り、東京駅乗り換えで湯河原へ。いつも使っているJRの週末パスを駆使した上に、飯田商店の開店に間に合わせるにはこの方法しかなく、かつ湯河原駅からダッシュして飯田商店に到着したのは10:45と、再集合時間ギリギリというバンジージャンプばりのドキドキ感(笑)
有り難くも整理券②をゲットしました。それもこれも山さん達が前日の24:00前にシャッター長を決めて、先頭から6枚の番号札を手に入れてくれたから可能になったという号泣ものの裏話が。後から聞いた話ですが、山さん達が並び始めてから1時間半後のAM1:30頃に、店主の飯田さんが仕込みを終えて店から出てきたらしく、開店数時間前ギリギリまで美味しさを追求して仕込みをするその職人魂に一同驚愕!
その時に飯田さんが寒さを気にかけて、毛布を置いていってくれたらしく、山さんは毛布にくるまって店舗前で開店を待つことに。それが下の写真♪
もう妖怪ですやんw
飯田商店の前だから、かろうじて「早くから並んでるなぁ~」と脳内変換出来ますが、街の中で遭遇したら絶叫もので通報必至。まぁ、ずっとこのままで居たわけではないようですが(笑)
らぁ麺屋 飯田商店の9周年当日は開店時間前に売り切れ終了
7:00→136名
8:00→152名
10:00→198名
10:30→210名
当日の整理券配布の状況はこんな感じ。飯田商店ではまれに起こる、開店時間の11:00前に売り切れ終了!
その場合も飯田さんがいつも通り、自ら一度暖簾を掛けてから挨拶され、直ぐに暖簾は仕舞われます♪
らぁ麺屋 飯田商店のローカルルールなど店の特徴
2010年3月16日に創業。
繁忙時はオープン前に250名分の整理券がなくなる超人気店。
店内に入って左側にある券売機で食券を購入。
不定期で限定メニューを提供。
ミニサイズの「お子様らぁ麺(醤油or塩) 500円」があります。
店内の撮影は基本的にラーメン、自分たちのみのセルフ写真のみ可能。
仕込みの水は逆浸透膜システムの浄水器によるRO純水を使用。
カウンター下に荷物置きのカゴがあります。
BOX席のテーブルがあるのでお子様連れでも安心。
らぁ麺屋 飯田商店の整理券や並び方、混雑状況や行列について
店舗前に3名掛けの屋根付き待ち合い席+4脚の白椅子+屋根付きの6名掛け待ち合い席があり、その後は赤いポールに沿って立ち待ちになります。
毎日7時、8時、9時、10時、10時半に整理券を配布。250名分の整理券がなくなり次第終了。
整理券は1名につき6枚(6名分)までもらう事が可能。
整理券は貸し出しなので要返却。
人数不確定で「とりあえず」の整理券をもらうのは厳禁。
オープン前の整理券の配布状況によって、整理券なしでの案内時間が確定します(Twitterでその旨の案内あり)
整理券の番号20番ごとにお店への集合時間が30分刻みで決まっているので、その時間までは周辺散策が可能。
集合時間に店へ行ったら番号順に並び直すので早めに行く必要はありません(ただし集合は時間厳守)
席が空いたら店員さんが案内してくれるので、それまでは店頭で待機。
整理券なしの場合の代表者待ちは禁止。まだ並ぶことが出来ないお子様連れの親御さんやご高齢者がいる時は、前後のお客さんに説明をお願いする場合があります。
券売機は千円札のみ使用可能なので五千円札、一万円札は事前に両替が必要。
1人で複数杯食べる店内連食は店主さんの公認ありなので可能。
らぁ麺屋 飯田商店のメニューなど
※店内は撮影制限ありのためホームページより転載
前回記事(塩らぁ麺&醤油らぁ麺&つけ麺をシェア)はこちら
らぁ麺屋 飯田商店・訪問1回目
らぁ麺屋 飯田商店の豚と鶏の中華そば
豚と鶏の中華そば 900円
スープは比内地鶏、名古屋コーチン、山水地鶏などの鶏素材と水のみを使用したレギュラーの「醤油らぁ麺」ではなく、食券を渡す際に店員さんに「限定で」と伝える事で食べれる、裏メニュー的な9周年記念の中華そば。
豚骨、鶏ガラ、豚肉、鶏肉、昆布などから抽出した動物系主体の清湯ベースの醤油味で、ファーストインパクトは肉を感じる豚の旨みが炸裂で、後から芳香な鶏のダシ感がブワァーッと追い掛けてくる極上な味わい♪
しかしながらあくまでも口当たりは優しく、合わせる醤油ダレも丸みを帯びていて出汁の旨味にソッと寄り添い、ジンワリとした美味しさが五臓六腑に染み渡ります。
ノスラーっぽさをチラつかせながらも決して古臭くなく、素材の旨みを幾層にも重ねたダシ感で圧倒させる、極上なクラシカル中華そばといったイメージ。店内連食でしたが、一口飲んだ瞬間にスープ完飲不可避が脳内リフレイン!
麺は自家製の中細ストレート麺でツル・モチな食感。しっかりと茹で切った麺は、デフォルトで柔らかめな印象ながらヘタレ感は皆無で、しなやかな麺にスープが引っ付くかのように絡みます♪
具はチャーシュー、メンマ、青ネギ、海苔。ロールチャーシューは適度に脂がのっていて心地よい甘味を感じる激旨な逸品!
らぁ麺屋 飯田商店のにぼしらぁ麺
にぼしらぁ麺 850円
スープは逆浸透膜システムの浄水器によるRO純水を使用して、大量の煮干しから抽出したのが見て取れる清湯ベースの醤油味で、ニボ泡プクプクなビジュアル通りの煮干しに特化した一杯。
ファーストインパクトからガツンと感じる煮干しの風味は、しっかり炊き込んだ感のある分厚い旨味&丁寧に水出ししたクリアなダシ感の合わせ技のような、ハイブリッドニボニボスープで、大人ビターな後味が何ともクセになる味わい♪
琴線に触れるような僅かなエグミが実に巧妙な演出で、思わずレンゲがグイグイ加速する引きの強さも申し分なし。案内書には「煮干し100%スープ」と明記されてますが、明らかに動物系のコクのある旨みが感じられ、醤油ダレは煮干し出汁を支える程度にソッと寄り添っているイメージ。
この焼いた魚のように高純度で香ばしい煮干し風味は、今まで自分が食べた煮干しラーメンの中には無かった感覚かも。飯田商店のイメージから、透明感溢れる煮干し出汁を想像していただけに、そのギャップにも心を鷲掴みにされました!
麺は自家製の平打ち中太縮れ麺で程よいコシがありツル・モチな食感。ウネウネとウェーブした麺は他のメニューとは全く違う口当たりで、適度な弾力がありニボニボスープとの相性バッチリ♪
具は2種類のチャーシュー、メンマ、ネギ、青ネギ。しっとりとした口当たり&トロ柔なチャーシューはどちらも旨旨で、コリ・サクな太メンマに切り方も種類も違う2種のネギと、具材にも全くスキなし!
絶品!(b^ー°)
ごちそうさまでした🍜
らぁ麺屋 飯田商店の店舗情報やアクセス
電話:0465-62-4147
住所:神奈川県足柄下郡湯河原町土肥2-12-14
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
※不定期で事前告知の休業日あり(HPかTwitterで要確認)
営業時間
11:00~15:00
※毎日7時、8時、9時、10時、10時半に配布する250名分の整理券がなくなり次第終了
※食材切れで終了
席数:18席
カウンター×10
4名掛けテーブル×2
駐車場:15台(店舗前の道路を挟んで向かい側の契約駐車場に5台、店舗右斜め向かいに10台)
最寄りの交通機関など
湯河原駅から830m
バス停→土肥二丁目から110m
飯田商店で2杯K&Kの後は、もう1軒行く予定もありましたが、腹も心も完全に満たされた為、湯河原と熱海の間くらいにある「いずみの湯」でマッタリ小休止♪
爆睡をかましたら既に時間は昼過ぎで、今度は身体がアルコールを欲したので、夜の宴会場の駐車場に車を移動させ、欲望の赴くままに車内飲みスタート(笑)
宴の時間が近づくと続々と参加者が駆け付けました!
しあわせ中華そば食堂 にこり@神奈川県足柄下郡湯河原町
らぁ麺屋 飯田商店の9周年の飯田祭
今回は飯田商店の9周年と「らぁ麺屋 飯田商店のごはんレシピ」の出版記念も重なった、特別な飯田祭という事で、多くの常連さんがレシピ本を片手に宴に参加♪
そんな状況の中、飯田商店への訪問が僅か2回という自分がお邪魔するのは、ひたすら申し分ない気分でしたが、酒が入ってしまえばこっちのもの(笑)
にこり名物・伊予柑サワーで乾杯!
チャーシューサラダ
鶏のパテ&バケット
焼き餃子
棒棒鶏
水餃子
ドライキーマカレー
担担つけ麺
味噌らぁ麺
この他に「鶏しょうゆらぁ麺」「担担麺」「塩バターコーンらぁ麺」もありましたが、撮影もままならず(汗)
実は今回提供された料理は「らぁ麺屋 飯田商店のごはんレシピ」に記載された作り方を、著者である飯田さん自らが腕を振るい披露してくれた品々で、参加する側にとっては正にサプライズなイベント♪
おそらく人数分以上の量が次々と提供されましたが、どの料理も本当に美味しくて、酒もガンガン進んで周年祭は大盛り上がり!
某麺職人のジュニアであるスタッフとも話が出来ましたし、飯田商店とは全く趣が違う親しみやすい味の担担つけ麺&ジャンクな味噌らぁ麺も食べれて超絶大満足♪
誘ってくれた山さん、ご参加の皆さん、ありがとうございました!