手打ちそば処 かえで庵@秋田県湯沢市皆瀬
ワラさん率いる新ラー食べ会・秋に秋田(仮称)を千葉から迎えてのグルメツアー。元祖十文字中華そば マルタマからの〜八代目佐藤養助「天ぷら 正心庵」からの〜3軒目は、ほとんど秋田県内で消費されてしまう幻の黒毛和牛「みなせ牛」を食べる為にこちらへ♪
みなせ牛は秋田県湯沢市の旧皆瀬村で育てられるブランド牛ですが、肥育農家1軒のみ約250頭しか生産されない希少な銘柄で、それ故にほとんどが地元で消費されてしまいます。調べたら秋田県外では、生産者の親戚が東京の門前仲町で2015年9月16日にオープンさせた「カルネトライブ」という肉料理店でのみ取り扱っているようです!
食べ歩きに稲庭うどんを入れた時点で、比較的近くで食べれる「みなせ牛」「三梨牛」も組み込む事を決めてましたが、事前調査で8月にこちらへ訪問した際、店内に2019年7月23日付けの新聞記事が貼られていて、県産黒毛和牛の肉質を競うコンテストで、肉質は最高級A5ランク・霜降り度合いも最高値を叩き出して、最優秀チャンピオン賞に「みなせ牛」が選ばれとの内容♪
ただ自分が訪問した時は8月上旬で、その受賞牛の提供がちょうど8月という事だったので、店長さんに聞いてみたらお盆以降から提供開始との事。直ぐさま、かくかくしかじかと9月に県外からのお客さんに食べさせたい旨を説明したら、「ちゃんとその美味しい肉を寄せておきます!」と言ってくれたので訪問を即決!
ただここも稲庭うどんの店同様に、案内する友人へのネタバレ防止の為、過去2回分も含めた3回分をまとめてアップします(笑)
手打ちそば処 かえで庵のローカルルールなど店の特徴
1997年に創業。
秋田県湯沢市皆瀬でのみ生産されている幻の黒毛和牛「みなせ牛」の提供店。
秋田県湯沢市皆瀬地区にて生産された玄そばを一部は作付・管理まで行い、自社で乾燥調整・磨き・製粉したそば粉を仕様した手打ちそばを提供(一部ほか秋田県産・岩手県産のそば粉を使用)
8月→夏そばまつり、11月→秋の新そばまつり、12月→年越そば、2月下旬~3月→寒晒そばまつり等のイベントを開催。
事前予約すれば体験料・材料費込みで「そば打ち体験 2030円」も可能(その場で食べる場合は+200円)
店舗情報はホームページ・Facebookページ・Instagramで発信。
入口がスロープになってます。
店舗前に3名掛け&店内に8名掛けの待ち合い席あり。
満席時は店内に入って正面にある表に名前と人数を記入して呼び出されるシステム。
添え付けのメニューを見て口頭でオーダー。
麺量が半分のそば(ざるそば、温がけ、冷かけ)+アイス+おもちゃセットになった「わらしまんま 680円」があります。
漫画が設置されてます。
小上がりテーブルがあるのでお子様連れでも安心。
手打ちそば 処かえで庵のメニューなど
8月上旬に訪問分はこちら。
手打ちそば処 かえで庵の皆瀬牛とざるそばのセット
皆瀬牛とざるそばのセット 1780円
ざるそばのつけダレはカツオ節、昆布などの魚介乾物系のみと思われる醤油ベースで、湯沢市皆瀬地区でのみ生産されている幻の黒毛和牛・皆瀬牛のステーキ80gと冷や奴、漬け物などが添えられたお得なセットメニュー♪
カツオ節や昆布などの魚介乾物系の風味はガンガン前に出るタイプではない程よい感じで、そこに甘みをしっかり入れた、秋田県民の好みを意識した印象のあっさりな味わい♪
まずは薬味なしで蕎麦そのものの香味を楽しみつつ、途中からネギ、おろし山葵、麺にトッピングされた刻み海苔を絡めて美味しく頂きました。
「牡丹そば」という品種の外皮を一部加えてひいた十割蕎麦のようですが、麺の風味を生かしたようなシンプルな麺つゆです!
麺は自社製の中細ストレート麺で程よい歯応えがあり、やや透明がかった灰白色なビジュアル。風味豊かなタイプというよりは、噛めば甘さを伴って蕎麦の旨みを感じる麺です♪
薬味はネギ、おろし山葵、刻み海苔。冷や奴に漬け物、皆瀬牛のセットなので思いのほかボリュームがあります!
セットの皆瀬牛はサシが綺麗に入ったカット肉が9片で80g。単品オーダーで1380円と考えると、一切れ153円なので「そんなに高くはない」と言い聞かせつつ、100g換算で1725円と考えるとやはり高級品なので尻込みしてしまう(笑)
下に固形燃料を置いた鉄板でセルフ調理するスタイルなので、好きな焼き加減で食べれます。肉は脂の甘みが上品で、期待を裏切らないとろける美味しさ♪
味付けも添え付けの塩・胡椒でセルフですが、サシが凄いので後半は醤油もアリでした!
手打ちそば 処かえで庵の皆瀬牛と冷かけのセット
皆瀬牛と冷かけのセット 1780円
スープはカツオ節、昆布などの魚介乾物系と思われる醤油ベースで、ネギと海苔のみトッピングされた冷製仕立ての一杯。嫁がオーダーしたので、もちろんこちらも皆瀬牛のセットで♪
秋田県で冷やかけと言えば羽後町ご当地の「西馬音内そば」ですが、麺のつなぎに布海苔は使ってないので、そう言った意味合いで「皆瀬冷かけ」という表記かと思われます。
こちらも甘みをしっかり感じますが、同時の旨みの輪郭もクッキリなので、どちらと言えば冷かけの方が万人向けかもしれません。添え付けの唐辛子をパラリと投入するとギュッと引き締まります!
麺は同じく自社製の中細ストレート麺で程よい歯応えがあり、やや透明がかった灰白色なビジュアル。麺の風味を楽しむならやはり「ざるそば」をお勧めしますが、蕎麦単品として考えるなら個人的には冷かけの方が好みかも♪
具はネギ、刻み海苔とシンプル!
食べ歩きご案内前日にも仕入れがてら訪問しました。
手打ちそば 処かえで庵の皆瀬牛肉おろしそば
皆瀬牛肉おろしそば 1200円
スープはカツオ節、昆布などの魚介乾物系のみと思われる醤油ベースで、レギュラーの「皆瀬冷かけ」に皆瀬牛や大根おろしがトッピングされた、スペシャルバージョンの冷たい蕎麦。
まずは具材を混ぜずにスープを飲むと、程よいカツオ節、昆布などの魚介乾物系の旨みが適度に効いた甘めな醤油味ですが、皆瀬牛&大根おろしという具材を考慮してか、冷かけよりもやや濃いめな味の設計♪
途中からガッツリ混ぜれば皆瀬牛の肉由来の旨み&脂由来の甘みが交錯したコク旨な味へ変化しつつ、大根おろしの程よい辛味が何ともクセになる甘辛なチューニングに。
具材のほろ苦さカイワレや大葉の風味アクセントもバッチリはまっていて、丼のフチに添えられたおろし山葵を溶かせば、ツーンとくる辛味で芯のある甘辛スープに変化。価格的にはグッと効果になりますが、冷かけ気分ならこちらがお勧めです!
麺は同じく自社製の中細ストレート麺で程よい歯応えがあり、やや透明がかった灰白色なビジュアル。皆瀬牛で麺を巻いて食べると堪りません♪
具は皆瀬牛、ネギ、大葉、大根おろし、カイワレ、おろし山葵。皆瀬牛は赤身も美味しいです!
今回訪問時は定食にしちゃいました。
手打ちそば 処かえで庵のみなせ牛とご飯とみそ汁セット
みなせ牛とご飯とみそ汁セット
名物の「みなせ牛とそばのセット」は蕎麦をザル、冷やかけ、温かけから選べるだけでなく、蕎麦をご飯&みそ汁に変更可能。肉と白米とのコンビネーションも最高なので、やってみました♪
みなせ牛は前々回オーダー時と同様に一皿80gかと思いますが、10片に増えていたので、もしかしたら3回目の訪問によるオマケが少しあるかも(笑)
この肉こそが今年の7月に開催された、県産黒毛和牛の肉質を競うコンテストで、肉質が最高級A5ランクされた牛肉。前々回食べたものもサシが綺麗に入ってましたが、やはりサシの入り方は更に増してます!
当然の事ながらとろける美味しさ。しかしながら普通のみなせ牛が既にメチャクチャ旨いので、何倍も美味しくなる訳ではありませんが、これぞA5ランクのオーラをまとってます♪
旨い!(b^ー°)
ごちそうさまでした🥩
手打ちそば 処かえで庵の店舗情報やアクセス
電話:0183-58-5700
住所:秋田県湯沢市皆瀬字下タ野34-1
定休日:月曜日(月曜が祝日の場合は営業して翌火曜休み)
営業時間
11:00~16:00
※冬季は15:30閉店
席数:40席
4名掛けテーブル×4
6名掛けテーブル×2
4名掛け小上がりテーブル×3
駐車場:10台以上(店舗前)
最寄りの交通機関など
湯沢駅から24.8km
バス停→羽場橋から360m
この時、仕入れたのがこちら♪
みなせ牛ミートセンター@秋田県湯沢市皆瀬
ローストビーフ
焼き肉用
もう美味すぎワロタ以外の表現が見つからないw