谷地大勝軒＠山形県西村山郡河北町にてラーメン＆つけめんスペシャル＆半チャーハンをオーダー♪つけめん発祥の地・橋場町時代の中野大勝軒出身の店主さんが独立開業した「幻の味」を継承する老舗！

谷地大勝軒@山形県西村山郡河北町谷地

山形県全域を巡る4連休の食べ歩き。山大前やまとやからの〜いもせ食堂からの〜まるひろ食堂からの〜山形牛個室焼肉極 hanare→中華蕎麦ひろた→酒縁しょう榮のハシゴ酒で山形ナイトを堪能からの〜5軒目は、当然のようにこちらへシャッター長です。同行者の山さんと言えば、ラーメン食べ歩きのキャリアが長い訳ですが、取り分け丸長・大勝軒系に対しての造詣が深く、「丸長のれん会友の会」の一員でもありますし、今では「日本ラーメン史編纂委員会」の学芸員としても活躍しているゴリゴリのラーメンフリーク♪

そして突撃したこちらは、もりそば(つけめん)が誕生した橋場町時代の中野大勝軒で修行した店主さんが、地元山形で独立開業した店で、「ラーメンの神様」とも称される東池袋大勝軒の創業者・山岸さんの弟弟子にあたる方。今となっては全国でも4〜5人しかいない「幻の味」を継承している希有な店を、山さんと同行出来る事が何とも感慨深いです！

谷地大勝軒のローカルルールなど店の特徴

1978年7月に創業。

店主さんはもりそば(つけめん)が誕生した橋場町時代の中野大勝軒で修行した経歴の持ち主で「ラーメンの神様」とも称される東池袋大勝軒の創業者・山岸さんの弟弟子にあたる方。

現在全国で4〜5人しかいない橋場町店のもりそばの「幻の味」を継承した店主さんが地元で開業した山形のつけめんの発祥の店。

店舗前に3名掛けの待ち合い席あり。

予約表はないので満席時はそのまま行列に接続。

壁貼り＆添え付けのメニューを見て口頭でオーダー。

出前もやってます。

季節限定メニューの提供あり。

漫画＆テレビが設置されてます。

小上がりテーブルがあるのでお子様連れでも安心。

支払いは現金のみ対応。

谷地大勝軒のメニューなど

谷地大勝軒のラーメン

ラーメン 650円

スープは鶏、豚などの動物系＋カツオ節、煮干し、昆布などの魚介乾物系と思われる清湯ベースの醤油味で、そこに各種具材をトッピングしたシンプルな醤油ラーメン。

鶏、豚などの動物系の下支えはありますが、味として前面に出ているのはバシッと決まったカツオ節の風味で、昆布などの乾物系で脇を固めているイメージ♪

ほんのりと油は浮いていますが、油分に頼らない出汁素材によるストレートな味の設計ながら物足りなさは皆無で、濃いめな醤油味にソッと寄り添うジンワリ滋味溢れる出汁が身体に染み込みます。

メニューに「昔なつかしの味」と表記されていましたが、飲み会の翌日＆この日の1軒目というコンディションの後押しもあり、正に自分にはドンピシャなノスラーでした！

麺は自家製の中細ストレート麺でツル・モチな食感。後半はスープに馴染んでチョイ柔な口当たりに変化♪

具はチャーシュー、メンマ、ネギ、海苔、ナルト。

谷地大勝軒のつけめんスペシャル(竹・肉・玉子)入＆半チャーハン

つけめんスペシャル(竹・肉・玉子)入 850円
半チャーハン 300円

つけ汁は鶏、豚などの動物系＋カツオ節、煮干し、昆布などの魚介乾物系と思われる清湯ベースで、そこに甘・辛・酸を加えたつけめんバージョンの醤油スープ。トッピングのメンマ、刻みチャーシュー、生卵はつけ汁にinです。

まずは生卵を混ぜずに麺を浸けて食べると、ほんのりとした鶏、豚などの動物系の下支えにカツオ節、煮干しなどの魚介系を程よく感じるシンプルな味わいで、甘・辛・酸の主張はそれほど強くない印象♪

油分量が多めな分、ラーメンに比べるとカツオ節、煮干しなどの魚介系の香味は抑制されますが、昆布などの乾物系の旨みは割としっかり感じるのも面白いです。

途中から生卵を混ぜれば、黄身が馴染んでコクのあるまろやかな味わいに変化しますが、つけ汁自体がぬるくなるので、個人的には全く問題ありませんでしたが、その辺は好みが分かれるかも。店主さん曰くには、開業した当初から地元民の好みに合わせて味は濃いめにしているようですが、兎にも角にも「幻の味」に触れる事が出来て感激でした！