中華料理 来々軒@青森県弘前市茂森町
以前から気になっていた弘前を代表する老舗へ初訪問。こちらは小説・津軽百年食堂のモデルの一つにもなった店で、おそらく中華料理店としては津軽地方の中でも最古参かと思われます。
メニューはラーメン、焼きそば等の麺類+炒飯、中華飯、天津飯などのご飯もの+餃子、えびのちりソース煮、麻婆豆腐などの一品料理が揃うこれぞ町中華なラインナップ。今回はラーメン&カントンメン&蝦仁炒飯(エビチャーハン)をオーダーしてみました!
中華料理 来々軒のローカルルールなど店の特徴
大正時代末期に弘前市一番町にあった「かくは宮川デパート」付近のラーメン屋台として創業。
弘前市百石町の一角に店を構えた後に現店舗へ移転オープン。
予約表はないので満席時はそのまま行列に接続。
店内に2名分の待ち合い席あり。
添え付けのメニューを見て口頭でオーダー。
漫画&テレビが設置されてます。
小上がりテーブルがあるのでお子様連れでも安心。
テイクアウトメニューあり。
支払いは現金のみ対応。
中華料理 来々軒のメニューなど
中華料理 来々軒のラーメン
ラーメン550円
スープは煮干し、焼き干しなどの魚介乾物系主体+鶏ガラなどの動物系と思われる清湯ベースの醤油味で、そこに創業当時からの自家製手揉み麺を合わせた津軽煮干しラーメン。
鶏ガラなどの動物系の下支えは仄かに感じますが、味として前面に出ているのは煮干し、焼き干しなどの魚介乾物系のダシ感で、思いのほかしっかりしたニボ感に一口目からグッと心を鷲掴みに♪
合わせる醤油ダレは丸みを帯びたいてコクがあり、魚介由来の酸味とのバランスが絶妙なさじ加減。油分量は必要最小限に留めている印象のあっさりとした淡麗スープで、それ故に煮干しの風味にメリハリを感じます。
大正時代に屋台から営業を始めた老舗という事で、鶏豚などが主体の毛湯を勝手に想像していましたが、町中華でもキッチリ煮干しスープが出てくる辺りはさすが津軽といった感じ。海老炒飯のビジュアルに惹かれての訪問でしたが、このラーメンがメチャクチャ好みでした!
麺は自家製の平打ち中太縮れ麺でスル・ムチな食感。かん水をあまり感じない色白な中華麺は、小麦の心地よい風味を感じるイケ麺で、この麺がまた自分好み♪
具はチャーシュー、メンマ、ネギとシンプル・イズ・ベスト!
中華料理 来々軒のカントンメン
カントンメン 750円
スープは同じく煮干し、焼き干しなどの魚介乾物系主体+鶏ガラなどの動物系と思われる清湯ベースの醤油味で、そこに炒めた豚肉や野菜に片栗粉でトロミをつけた具材を合わせた餡掛け仕立てのラーメン。
まずは混ぜずにスープを飲むと、程よい煮干し、焼き干しなどの魚介乾物系出汁に加えて、鶏ガラなどの動物系が旨みを底上げしている印象のしっかりとしたダシ感で、餡掛けでもキッチリ津軽煮干しな味の設計♪
途中からガッツリ混ぜれば、具材の豚肉の旨みや野菜のナチュラルな甘みもスープに馴染んで、コクのある味わいになりますが、炒めた際に加えたと思われる牡蠣油の香味が効いていて、結構甘み強めな味のバランス。
そこに胡麻油の香ばしさも加わり、麺の啜りを加速させます。途中から添え付けの醤油を少し加えてみたら、コク甘なスープの味がギュッと引き締まって、体感的な美味しさがグッと底上げされたので、この味変はお勧めです!
麺は自家製の平打ち中太縮れ麺でスル・ムチな食感。餡掛けスープがしっかり絡みます♪
具は豚肉、ネギ、ニンジン、白菜、青菜、ニラ、パプリカ、タケノコ、キクラゲなど。餡でコーティングされた野菜がまた美味!
中華料理 来々軒の蝦仁炒飯(エビチャーハン)
蝦仁炒飯 800円
エビチャーハンは大ぶりの海老が5尾盛り付けられた何ともそそられるビジュアルで、キッチリ強火であおっているのを確認出来ましたが、思いのほかシットリとした炒め具合のふっくらとした仕上がり♪
味付けがナチュラルな上に、エビ以外の具材が溶き卵とネギのみだったかと思うので、やはりエビと合わせて食べるのがマストな感じ。やはり人気メニューのようで、店内の複数のお客さんがオーダーしてました!
ここは他のメニューも食べてみたいので再訪確定です♪
旨い!(b^ー°)
ごちそうさまでした🍜
中華料理 来々軒の店舗情報やアクセス
電話:0172-32-4828
住所:青森県弘前市茂森町16
定休日:木曜日(祝日の場合は営業)
営業時間
11:00〜14:00(LO.14:00)
17:30〜19:30(LO.19:30)
※日曜日と水曜日は昼営業(11:00〜14:00)のみ
席数:17席
カウンター×5
2名掛けテーブル×1
4名掛け小上がりテーブル×1
6名掛け小上がりテーブル×1
駐車場:7台(店舗前に2台、店舗裏に5台)
最寄りの交通機関など
弘南鉄道・中央弘前駅から1240m
JR弘前駅中央口から2340m
バス停→南袋町入口から140m
バス停→覚仙町から140m
食後はもう一つの目的地である青森県平川市へ♪
あすなろブルーベリー農園@青森県平川市大坊竹原
ラーメンを優先させて午後に行ったら、前々日と前日の団体客&午前中に来た猛者たちに既に取り尽くされてました(笑)
なので訪問の際には連休なら前半の午前中に行くのがベストかと思います!