中華そば にぼし屋@秋田県秋田市御野場
またバタバタとラーメン提供店がオープンしている秋田市内ですが、個人的に取り分けビッグニュースだったのは、仙北市角館町で営業していた「中華そば にぼし屋」の移転リニューアルです。板前だった店主さんが角館で「手打中華そば にぼし屋」として創業するも体調を崩してしまい長期休業。
角館町内で場所を変え、再びオープンするも今度は同じビル内の2階の店が2019年6月23日に火事になり、そのままビル自体が廃墟のようになってしまっていたので、再度復活すること自体が嬉しいのに、秋田市内で食べれるのは正に幸甚の至り。場所的にも行きやすいので、定期的に通いたい店が増えました!
中華そば にぼし屋のローカルルールなど店の特徴
店舗は秋田県仙北市角館町中町12 高橋旅館1F(創業年不明~2006年)→ 秋田県仙北市角館町上新町宮内町10 YSビル1F(2012年11月3日~2019年6月22日)を経て現店舗へ2020年5月17日に移転リニューアル。
「中華料理 張(まさる)」の跡地にオープン。
秋田のご当地「しない鶏ラーメン」に準ずる「鳥そば」の提供店。
通常メニューで10:00から営業のプチ朝ラー店。
壁貼りのメニューを見て口頭でオーダー。
オープニングメニューは「中華そば」「鳥そば」+サイドメニューというラインナップ。
小上がりテーブルがあるのでお子様連れでも安心。
中華そば にぼし屋のメニューなど
前回記事(汁なし油そば)はこちら
中華そば にぼし屋・訪問2回目
中華そば にぼし屋の鳥そば
鳥そば 780円
スープは鶏ガラ、親鶏肉などの動物系主体+煮干し、昆布などの魚介乾物系と思われる清湯ベースの醤油味で、そこに硬い親鶏肉(しない鶏)をトッピングした、秋田県由利本荘市を中心に多数の店舗が提供している秋田ご当地・しない鶏ラーメンに準ずる一杯。
鶏ガラなどの動物系+具材の親鶏肉の煮汁をブレンドしたようなしっかりとした鶏出汁を軸に、煮干しなどの魚介系が心地よく香るダブルスープで、とても万人好みな鶏ニボラーメンといった味のバランス♪
適度に浮いた鶏油も適度なコクとこってり感を付与していて、割と強めに入れた醤油ダレの塩気をまろやかにしているイメージ。たっぷりなネギの香味も軽やかで心地よいアクセントに。
甘めな味加減のものが多い由利本荘の「しない鶏ラーメン」に比べるとスッキリとしていてキレがあり、そこに店のカラーでもある煮干しの風味を巧みに重ねています!
麺は平打ちの中太ウェーブ麺で程よいコシがありモッチリとした食感。麺肌は滑らかですがスープの絡みも良好で、後半はスープに馴染んでややしなやかな口当たりに変化♪
具は親鶏肉、穂先メンマ、ネギ。親鶏肉は硬めですが細切りにしているので食べやすく、噛めば鶏の旨みがジンワリ広がり、シャキッとした穂先メンマもマイウー!
途中から添え付けの七味唐辛子を投入してピリ辛に味変♪
中華そば にぼし屋の中華そば
中華そば 750円
スープはあっさりな動物系+煮干し、節、昆布などの魚介乾物系と思われる清湯ベースの醤油味で、仙北市角館で創業して以来の店の看板メニューである無化調仕立ての中華そば。
動物系の下支えはあるかとは思いますが、味として前面に出ているのはドッシリとした煮干しの風味で、節などが程よく魚介系の香味を重ねつつ、昆布などの乾物系で旨みを底上げしているイメージ♪
合わせる醤油ダレはビシッと強めに主張して来ますが、無化調スープにありがちな塩気の角を感じさせない味の設計。それ故に感じるキレの良さが実に爽快で、ほんのり大人ビターな後味が何とも心地良いです。
底に煮干し片が沈んでいるので、しっかりと混ぜる事で更なるニボニボ感が顔を覗かせます。自分が移転前の角館時代に同メニューを食べたのは、一度目の復活オープンを果たした日なので7年半前ですが、その時よりも明らかに素材感が増している気がしました!
麺は平打ちの中太ウェーブ麺で程よいコシがありモッチリとした食感。麺の写真を撮り忘れましたが、鳥そばと同じ麺なのでそちらをご参考に♪
具はチャーシュー、穂先メンマ、ネギ、ホウレン草、海苔、ナルト。
万人向けなのは鳥そばだと思いますが、ラーメンフリークの心をくすぐるのは中華そばかなと。いずれにせよ近日追加とあった「魚香る味噌中華」「魚香る油そば」が楽しみで仕方ないです!
旨い!(b^ー°)
ごちそうさまでした🍜
中華そば にぼし屋の店舗情報やアクセス
電話:不明
住所:秋田県秋田市御野場新町2-24-20
定休日:不定休
営業時間
10:00~14:30
※しばらくの間はこの営業時間
席数:20席
カウンター×4
2名掛けテーブル×2
4名掛け小上がりテーブル×3
駐車場:4台(店舗裏)
最寄りの交通機関など
四ツ小屋駅から2470m
バス停→ケヤキ通りから170m