そば処 三忠食堂本店@青森県弘前市
ラーメンブログ王にしてTRYラーメン大賞審査員・しらすさんと行く!北東北鯨飲馬食ツアー。JAH→ほのじぐみ飲み&〆ラーからの~中華そば たらふく(多良福)からの〜キクヤ食堂からの〜南部もぐり→伊知郎→めん匠→小松笑店にて八戸ハシゴ酒&〆ラーで初日はフィニッシュ♪
2日目つねた食堂からの〜味助からの〜7杯目は、現在は青森在住のラーメン研究家・石山さんも合流してこちらへ。
三忠食堂は小説「津軽百年食堂」に登場して、2011年4月に全国ロードショーになった映画「百年食堂」のロケ地でもあり、郷土料理である「津軽そば」を提供する弘前の超老舗です♪
三忠食堂本店のローカルルールなど店の特徴
1907年頃に創業。
最初は屋台として開業。
「塩分町分店」「富士見町分店」など弘前に何店舗か展開。
小説「津軽百年食堂」に登場し、2011年4月には全国ロードショーになった映画「津軽百年食堂」のロケ地になる。
津軽地方の郷土料理である「津軽そば」の提供店。
添え付け&壁貼りのメニューを見て口頭でオーダー。
テレビが設置されてます。
三忠食堂本店のメニューなど
オーダーして着丼までの間、石山さんが案内してくれた事もあり、店主さんが席まで来て小皿にイワシの焼き干しを持って来てくれ、色々と「津軽そば」「中華そば」の説明をしてくれました。焼き干しはそのまま食べましたが、これを肴に酒を飲みたくなる位、イワシの旨みがギュッと詰まっています!
三忠食堂本店の津軽そば
津軽そば 573円
スープはイワシの焼き干し、昆布などの魚介乾物系から丁寧に抽出したのが見て取れる清湯ベースで、そこに焼き干しの風味を損なわない程度に醤油を加えた、薄口な和風醤油味。
煮干しは頭とハラワタを取らずに煮てから乾燥させるのに対して、焼き干しは頭とハラワタを取ってから焼いて乾燥させるので、イワシ本来の旨みがギュッと凝縮されるとの事♪
右側の小さい器に入ってるのは中華そば用の出汁で、同じように焼き干しを使った魚介ダシと思われますが、その味わいは全く別物。
恐らく津軽そばの方は特徴的な麺の印象が薄れないように、昆布などの旨みアシストはありつつも、焼き干しの風味をダイレクトに表現しているイメージで、スッキリとした上品な飲み口が何ともクセになります!
麺は自家製の中細ストレート麺で全くコシを感じないホロホロでフワフワな食感。蕎麦粉にツナギとして、水で柔らかくした大豆をすり潰した汁を使っているそうですが、麺料理としてはこれ以上ない位に柔らかく優しい口当たり。
大豆は一応ツナギという立ち位置ですが、コシや食感を出すためではなく、栄養面でのタンパク質の摂取という意味合いが強いようで、その独特な製法や背景にも歴史を感じます♪
具はネギ、刻み海苔、ナルト。繊細な焼き干しスープ&特徴的な麺が主役の津軽そばには、このシンプルな具材がベスト!
三忠食堂本店のワカメ中華
ワカメ中華 702円
スープは同じくイワシの焼き干し、昆布などの魚介乾物系から抽出した清湯ベースと思われますが、こちらは醤油ダレ由来か節なども感じる少しコクのある味わい。
控えめながらほんのりとした甘味&僅かに浮いた油分がスープに奥行きを加えていて、どちらかと言えばこっちのスープが蕎麦っぽいような純和風テイスト♪
魚介系の風味も津軽そばよりは強めな印象ながら、全体としてはジンワリとしたまろやか煮干しで、今まで食べて来た津軽の煮干しラーメンとは一線を画する、滋味溢れるニボ旨スープ。
具材のワカメがさり気なく磯風味を付与していて、あっさりとした魚介出汁に旨みを一枚重ねています。個人的に中華そばの具材としてワカメはそれほど重視しませんが、このスープには抜群に合います!
麺は自家製の中細縮れ麺でデフォルトでチョイ柔ツル・プチな食感。優しいスープにマッチしたシンプルな中華麺です♪
具はチャーシュー、メンマ、ネギ、ワカメ、ナルト。程よい歯応えのあるもも肉チャーシューとスープの相性もバッチリ!
三忠食堂本店の中華そば
中華そば 594円
ワカメ中華と具材が違うだけなので詳細は割愛しますが、スープ本来の味を楽しみたいなら、こちらをオーダーするのが正解かもしれません♪
いずれにしてもシンプルな具材ながら、この中華そばが一杯600円未満というのはCP高いと思います!
旨い!(b^ー°)
ごちそうさまでした🍜
そば処 三忠食堂本店の店舗情報やアクセス
電話:0172-32-0831
住所:青森県弘前市大字和徳町164
定休日:火曜日
※弘前さくらまつり期間中は休業して、弘前中央公園内のまつり会場に出店
営業時間
11:00~19:00
席数:30席
カウンター×6
4名掛けテーブル×6
駐車場:6台(店舗前に2台、店舗に向かって2軒左隣りの契約駐車場に4台)
最寄りの交通機関など
弘前駅から1100m
バス停→和徳十文字から210m