高幸食堂@秋田県大仙市豊川猫沢
麺やまらぁ相談役・山さんと行く秋田県南食べ歩きツアー。大曲駅で合流していの一番で向かったのはこちら。山さんはノスラーハンターとして、関東を中心に全国各地を食べ歩いてますが、特に丸長・大勝軒の系譜は各店舗の味だけではなく、歴史的な背景にも精通したラヲタであることは有名な話♪
そんなこんなもあって、今では「日本ラーメン史編纂委員会」の学芸員の一人という強者である上に、秋田県内も有名どころの老舗・ご当地系は既に食べているので、絶対にここへは連れてきたかった訳です。自分は前回が去年の4/16なので約10ヶ月ぶりの訪問。
もちろん山さんにはデフォルトの中華そばを食べてもらい、ここに来たら絶対にオーダーせねばならないチャーハンもシェア。自分は未食のメニューを開拓すべく、味噌ラーメンを食べてみました!
高幸食堂のローカルルールなど店の特徴
駄菓子やおもちゃを扱う高幸商店として創業。
1972年頃に食堂としてリニューアルオープン。
壁貼りのメニューを見て口頭でオーダー。
出前もやっています。
高幸食堂のメニューなど
前回記事(中華そば&チャーハン)はこちら
高幸食堂・訪問1回目
高幸食堂の味噌ラーメン
味噌ラーメン 550円
スープは豚骨、鶏ガラなどの動物系に、煮干し、昆布、椎茸などの魚介乾物系と思われる清湯ベースの味噌味で、秋田県南地区では度々遭遇するタイプのシャバ系の味噌ラーメン。
油分をほとんど感じないアッサリな仕様ゆえに、麹味噌使用と思しき味噌風味が、優しい口当たりながらも相対的に前に出ていて、動物系のダシ感はナチュラルに溶け込んでいるイメージ♪
煮干し、昆布、椎茸などの魚介乾物系の旨みも前に出過ぎることなくジンワリと感じられ、心地よい香味野菜の風味と一緒に、スゥーッと染み込むように口の中に浸透。
全体的には味噌汁チックなホッコリする味わいなので、「味噌ラーメン」としては好みが分かれるかもしれませんが、それすら包み込むような繊細なバランス&ノスタルジー!
麺は中太ストレート麺でチョイ柔ツル・ムチな食感。柔らかめな麺とスープとの相性がバッチリ♪
具はチャーシュー、メンマ、ネギ、海苔、麩。チャーシューはミシッとした歯応えで、クニャッと柔らかいメンマもいい感じ。麩はもちろんスープをタップリ吸わせて最後にチュルンと頂きました!
高幸食堂の中華そば
中華そば 500円
スープは同じく豚骨、鶏ガラなどの動物系に、煮干し、昆布、椎茸などの魚介乾物系と思われる清湯ベースの醤油味で、こちらの人気メニュー「チャーハン」と、個人的には双璧を成す最強ノスな一杯。
中華そばも油浮きがほとんどないアッサリ仕様で、かつ前回食べた時は動物系よりも魚介乾物系が前に出ていたバランスだったので、スープのみに言及するならば、秋田ご当地・十文字中華そばっぽい印象が強かったですが、今回は動物系がしっかりな味のチューニング♪
鶏ガラの主張は抑え気味なアクセント程度で、優しい味わいの中にも豚骨の旨みがしっかりと感じられ、昆布などの乾物系の頼もしい下支えに、煮干しのニュアンスもフワリとアシストしているイメージ。
以前に食べたメニューだったので写真も撮影してなく、前回自分が食べた画像をアップしますが、レポせずにはいられない美味しさ&前回との微妙な変化で、初めて食べた山さんも「これまで経験した町中華の中では三指に入る至極の一杯」と絶賛!
麺は中太ストレート麺でチョイ柔ツル・ムチな食感。柔らかめな麺とスープとの相性がバッチリ♪
具はチャーシュー、メンマ、ネギ、海苔、麩。
高幸食堂のチャーハン
チャーハン(スープ付) 600円
スープ付きのチャーハンは細かく刻んだ自家製のチャーシューに、溶き卵、キャベツ、干し椎茸という珍しい具材の組み合わせながら、美味しさは相変わらず一級品。
程よいしっとり感&パラッと加減で味付けはナチュラルながら過不足なく、具材の刻みチャーシュー&干し椎茸の旨みが米と絶妙に馴染んでいて、溶き卵のフワッと感&ちょいサクなキャベツの食感も美味しさを底上げしています!
お気に入りの老舗は沢山ありますが、その中でもここ高幸食堂はゴリ推ししたい。秋田県のラーメン好きなら訪問必須ですし、県外のラーメンフリークにも是非足を運んでもらいたい。ちなみに中華そばだけでなく、チャーハンも食べないと未食扱いかなと(笑)
旨い!(b^ー°)
ごちそうさまでした🍜
高幸食堂の店舗情報やアクセス
電話:0187-57-2415
住所:秋田県大仙市豊川猫沢48
定休日:不定休(ほぼ無休)
営業時間
11:00頃~19:00頃
席数:12席
2名掛けインベーダーゲームテーブル×1
3名掛けテーブル×2
4名掛けテーブル×1
駐車場:2台(店舗に向かって左脇)
最寄りの交通機関など
鶯野駅から2820m
バス停→豊川から30m