一見お断り 聚楽亭(じゅらくてい)@山形県最上郡金山町
この日は南東北遠征の1軒目として訪問。最初から行く段取りを組んでましたが、前日にブログで「今までで最強の出来の手打焔風」と告知されたので、未食の自分はテンションMAXで事前予約♪
この日の顔ぶれはクランコ先生と山形麺活部の重鎮・G氏の聚楽亭ツートップに、米沢の親分、楽水さん、やっぱり居たかの麺太郎教授というディープな布陣。そんな中、念願の手打 焔(ほむら)風を肉増しでオーダー!
聚楽亭のローカルルールなど店の特徴
2016年9月7日に創業。
2016年4月に惜しまれつつも閉店した山形県新庄市のレジェンド店・龍横健の店主さんがオープンさせたお店。
一見さんお断りなので最初は常連さんとの同行が必須。
初訪問時はレギュラーの「朱龍そば」のみオーダー可能で、2回目の訪問から「蒼龍そば」もオーダー可能に。限定メニューは基本的に3回目以降でオーダー解禁となります。
壁貼りのメニューを見て口頭でオーダー。
店内で使用したティッシュの放置は厳禁。必ずゴミ箱へ。
テレビが設置されてます。
席はカウンターのみ。
聚楽亭のメニューなど
聚楽亭の手打 焔(ほむら)風
限定・手打 焔(ほむら)風+肉増し
スープは惜しげもなく投入された、様々な鶏素材から抽出したと思われる、鶏出汁の醤油清湯ベースで、ラーメンウォーカー栃木で2016年~2018年の3年連続1位で殿堂入りを果たした、那須塩原の超人気店「手打 焔」をインスパイアした限定メニュー。
ファーストインパクトで押し寄せる圧倒的な鶏のダシ感は重厚にして絢爛豪華。表面に浮いた鶏油のコク旨アシストも申し分なく、一口飲んで思わず出た言葉は「うわっ!メッチャ焔!!」という完コピぶり♪
「手打 焔」は仕入れの状況によって、比内地鶏、軍鶏、名古屋コーチン等の様々な鶏素材を、その時のコンディションに最適な組み合わせで配合しているようですが、そのボリューミーで重層的な旨味も見事に表現する匠の技に思わず脱帽。
その濃密な旨みに合わせてビシッと効かせた醤油ダレも、もちろんバランス良く合わさっていて、意図的に気持ち差し引いた印象の鶏油の微調整が、スープを飲むレンゲのスピードを最後まで尻上がりに加速させる、驚異的な引きの強さ。これは「美味い」というより「凄い」です!
麺は自家製の平打ち中太縮れ麺で程よいコシがあり、適度に凸凹でザラッと感のある独特な食感。聞いた事がない独自製法で仕込まれた麺は、逆に製麺機で作るのが不可能では?と思える位、縮れも太さもランダムな手打ち風。この麺も凄い♪
具はチャーシュー、メンマ、2種類のネギ、ホウレン草。思わず肉増しにしたチャーシューは、心地良くまとった薫香&閉じ込められた肉の旨味のマリアージュが素晴らしい極上な味わい!
聚楽亭の激煮干
裏限定・激煮干
スープは大量の煮干しを炊き込んで、限界まで旨みを抽出し切ったような濃厚トロトロなド煮干しスープで、表面に浮いたニボ泡&セメントカラーのビジュアルもそそられる裏限定メニュー。
「煮干しの限定もあるよ」と促されるまま、チャンスとばかりに飛び付きましたが、まさかこんなに凄い超ニボニボラーメンが出てくるとは。これはスープというよりは最早「煮干しポタージュ」と表現するのがピッタリな面持ち♪
しかしながら一般的なド煮干しスープと全く違うのは、丁寧に濾したのが見て取れるザラツキ感が皆無な滑らかな口当たりで、その煮干しの旨味インパクトに合わせてカエシをビシッと入れているので、体感的な塩気は強めな印象。
この醤油ダレ&煮干し自体の塩分の合わせ技による、恐るべき中毒性を持つしょっぱさは、東京四ツ谷の超人気店「一条流がんこラーメン総本家」の出汁100%の「下品」をタレ増しにした「悪魔」の如し。これまた激旨!
麺は自家製の平打ち中太ストレート麺で程よいコシがありツル・プチな食感。麺肌が滑らかな麺ながらド煮干しスープは絡みまくりです♪
具はチャーシュー、メンマ、ネギ、白髪ネギ、海苔。シャキシャキの白髪ネギがド煮干しスープに清涼感を演出!
とんでもない限定メニューを店内連食しちゃいました♪
絶品!(b^ー°)
ごちそうさまでした🍜
聚楽亭の店舗情報やアクセス
電話:非公開
住所:山形県最上郡金山町
定休日:不定休
営業時間
11:00~14:00
席数:9席
カウンター×9
駐車場:3台位(店舗敷地内)
最寄りの交通機関など
真室川駅から7600m
バス停→金山病院前から1800m